てぃーだブログとWordpressってどうっちがいいのか?
結論を先に申し上げると、双方にメリット・デメリットがあるので「状況に合わせて使い分けろ、または併用しろ」です。
お時間ありました、続きお読みください。
ブログへの集客のメリット・デメリット
てぃーだブログは会員が10万人位(だったと記憶)います。その殆どが、沖縄県民、沖縄好きなので沖縄県内の企業のターゲット層と合致する可能性が高いです。
ただし、ターゲット層の一部しか引っかからない可能性も高く、他の集客方法も模索する必要があります。
なお、検索エンジン経由の集客は最新の技術に対応していない部分があり少し不利になります。
Wordpressはすべて自分で行う必要があります。頑張る以外の道はありませんが、最新の技術にも対応しやすいので、あなたの情報力と技術でアクセス最大化の道は開ける可能性は高いです。
ちなみに私は、てぃーだであれ、Wordpressであれ、SNSの有料広告でブログへの集客をしています。内緒だけどね。
広告表示のメリット・デメリット
てぃーだブログは広告が表示されている代わりに完全無料で使えます。しかし、広告はクリックされてることで収益が発生するものというのは忘れてはいけません。あなたの記事を読まずに、広告をクリックされるとあなたの記事は二度と読まれないかもしれません。
そんな不安を解消するために、有料プランが用意されていますので、広告での離脱が怖い方は有料プランを利用すべきでしょう。
Wordpressは基本的には広告が表示されませんがサーバを維持するための料金がかかります。(一部無料のWordpress環境がありますが、広告が表示されたりサーバが重かったりします。)
その費用を回収するために、自分で契約をした広告を表示した場合は、本末転倒としか言いようがありません。なお、広告収入を最大化させたものがアフィリエイトサイトと呼ばれるもので、むしろ、広告をクリックしてもらうように、記事やレイアウトに工夫をこらします。
いえば、てぃーだブログもてぃーだスクエアという会社やっているアフィリエイトサイトになります。
サーバのメリット・デメリット
まずは、サーバの種類を知っておきましょう。
- 共用サーバ:レンタルサーバと呼ばれるものはほとんどこれ。サーバの管理は業者が行う。多数のユーザーでひとつのサーバを使います。同じサーバ内にいる他のユーザーのアクセス数が多い場合、サーバが制御不能になると他のユーザーも制御不能になる共倒れ式。金額の高い共用サーバーはユーザーの人数が減り少し快適になるようです。費用は安め。
- VPS:一つのコンピュータの中に、複数のコンピュータを仮想的(ソフト的)に作り出したもの。なんちゃってコンピュータを借りて、借りた人がサーバーを構築する。借りたあとは自分で管理する。他のなんちゃってコンピューターからの影響を全く受けないので、共倒れの心配がない。費用は安め。
- クラウドサーバ:複数のVPSとネットワークの構成をセットで貸し出す。最近はVPSでもネットワーク構成を指定できるものがあるので、区別は曖昧になりつつある。費用はそこそこ。
- 専用サーバ:一台のコンピューターにサーバを構築して貸してくれる。借りたあとは自分で管理する。費用はレンタルPCぐらいはかかる。
- 自宅サーバ:膨大な知識を要するが、レンタルせずに自宅でサーバを立ち上げ運営する。もちろん全て自己責任。費用はピンきり。
てぃーだブログは、共用サーバです。他の会員の影響を受けまくるのでサーバの速度が出にくいです(はじめから出ないようにしているという話もありますが事実かどうかはわかりません)
Wordpressはサーバを自分で選べます。SEOを極めるのにVPSやクラウドサーバを使う人が多いです。その場合は、OSの知識、Portの知識、SSHの知識、Webサーバーの知識、データベースの知識なども必要となります。また、わからなくなって質問したら、「そんなこともわからないのにサーバをたてるな」と怒られたりもします。
もちろん、共用サーバでのWordpressの運用も可能です。ただし、共用サーバーでは他の会員に悪影響を出さないために、一部のPluginの使用を制限している場合が多いようです。なお、Wordpressのインストールはワンクリックで出来るところが多いようです。
独自ドメイン対応のメリット・デメリット
まずは、ドメインの説明をしておかなければなりません。
私は「ドメインは資産です」と言うようにしています。技術的にはインターネット上の住所表記です。
てぃーだブログのドメインは ti-da.net になります。てぃーだブログの会員のほとんどは xxxxx.ti-da.net というURLでブログを展開していますが、 これらもすべて ti-da.net ドメインに吸収され、てぃーだスクウェアか親会社のC-Pointの資産になってしまいます。ただし、知的財産権(著作権)は会員に残ります。
その資産を自分のものにするには、自分でドメインを買ってきて、有料プランで自分のドメインを使えるようにします。てぃーだブログでは年間で一万円程かかります。独自ドメイン対応では多くのブログでこれぐらいの金額がかかります。
Wordpressの場合は、レンタルサーバーやVPSを使うことにななるので、はじめから独自ドメインが使えるところが多いです。
ドメインの多様性のメリット・デメリット
難しくなってまいりました。なになに?「多様性?」なに?
しかし、この「ドメインの多様性」がSEOで集客するときに、とても大事です。
てぃーだブログには沖縄の情報がたくさん投稿されていますが、沖縄のことを検索してもてぃーだブログの会員のブログが表示される量はそんなに多くないことに気づいていますか?逆にてぃーだブログばっかりでも困ってしまいますけどね。
そんな状況が実際に起っていましたが、検索エンジンがその解決方法を見つけます。
「1つのドメインで4個まで検索結果に載せないよ~ん」
なんて素晴らしいアイデアでしょうか、これで、一つのキーワードに対する検索結果にいろいろなドメインのコンテンツが表示されるようになりました。
一方、一つのドメインしか提供していなかったブログサービスでは、検索結果からのアクセスが激減することになりました。
例えば、てぃーだブログに「沖縄そば」というキーワードの記事は、星の数ほど投稿されていていますが、その中のたった4つしか検索エンジンには表示されないのです。たとえ、サブドメイン型のサービスであっても、ドメインはti-da.netを使っていますので、「ドメインの多様性」の呪縛から逃れることはできません。逃れたいなら、有料プランに移行して独自ドメインの設定をするか、違うサービスを使うしかありません。
もちろん、違うサービスでも同じことが起きるかもしれません。そういう心配を解決するために WordPress を使うのはとても有効です。
セキュリティのメリット・デメリット
てーぃだブログは、てぃーだスクウェアの責任でセキュリティの管理がされています。
Wordpressは自分で管理しなければなりません。不正ログインがされないようにしなければならないのはもちろん、テーマやプラグインへのマルウェアの侵入阻止も警戒しなければいけません。また、サーバにVPSや専用サーバを使う場合には、OSレベルでのネットワークセキュリティの知識も必要になります。
万一、Wordpressが乗っ取られ、あなたのサーバから他の人への攻撃の踏み台にされたりすと、サーバの契約の解除や、朝、警察が鳴らすチャイムで目覚めるというシーンもあり得ることは覚えておきましょう。
結局どっちがいいの?
それぞれにメリット・デメリットがあります。結局は自分で決めるしか無いのです。ただ、他人のおすすめで言われるまま、Wordpressに移行した結果使いこなせずにさんざんな目にあった人もみてきました。そういう人のためにも書き残しておきたいなと思いました。
もし、あなたが、OSの設定にも詳しく、Wordpressの知識も豊富で、200以上あるSEOの評価項目にも精通していて、集客のノウハウを持っているのであれば、間違いなくWordpressでGOです。
でも、そんな私でも、てぃーだブログは使います。なぜなら、沖縄の人にリーチしたいから。究極の話、てぃーだブログをWordpressへの集客ツールとして使ってもいいわけですからね。
ってことで、まだまだ、書き足らないけど、このへんで。のちのち加筆はするかも。今帰仁にパソコンオタクが出現しこの記事を読んでくれることがあれば幸いです。それがこのページのコンセプト。SEOより大切なものもあるのです。
あ、最後に、「Wordpressは流行っているから始めるものではない」ってことだけ忘れずに。